阿部 紗采
家って本当に大事ですよね。これから留学する方にとっては、大きな心配事かもしれません。ましてや、私のように、一人暮らしが初めてであればなおさらです。本記事では、ウメオ大学に留学する際、どのように部屋を決定し、どんな部屋に住むのか、ご紹介します。
1.概要
ウメオ大学では、IHO (International Housing Office)が、留学生の生活する家に関するサポートを行っています。ウメオ大学に在籍する交換留学生は、このIHOが提供するアパートメントに住むことができます。共同で使うのはキッチンと洗濯室で、シャワールームなどはすべて個人の部屋に備わっています(地域によって異なります)。家賃は、光熱費込みで月4万円ほど。プライベートがある程度保証されたうえで、大学へも徒歩圏内という利便性を加味すると、かなり安上がりだと思います。
ウメオ大学が、「学生が自分で部屋を選べるのは、スウェーデンでウメオ大学だけ!」と謳っているように、自分で住みたい地域と部屋を選ぶことができます。ただ、かなり膨大な部屋の数々から選ぶのにも関わらず、実際の写真などを見ることはできません。つまり、部屋ガチャを引くも同然なのです(笑)部屋のきれいさ、キッチンの使いやすさ、洗濯機の予約可能頻度、フラットメイトの性格は、神だけが知っています。(といいつつ、経験者の情報はあります。ウメオ大学への留学が決定していて、より具体的な情報を知りたい方は、弊団体のマッチングサービスをご利用ください。)
アパートメントの外観です。↓
2.住居決定の流れ
1.受け入れ決定後、IHOから「家賃を払ってね!」というメールが届く(6月初旬)
2.1タームにかかる家賃の約半額を払う (6月末締め切り)
3.IHOから、部屋を選ぶ方法を知らせるメールが届く
4.部屋を選ぶ
はじめのメールが届く日がいつになるのかは、事前に知らせてくれます。その日になっても届かなかったら、迷惑メールボックスを必ず確認してください。筆者は、メールが届かず不安になっていたら、迷惑メールに振り分けられていました。幸い気づいたのが早かったので、締め切りまでに家賃を支払うことができましたが、あと少し遅かったら、と考えると恐ろしいです。
当たり前の話ですが、期日までに家賃を支払うのが本当に重要です。なぜなら、少しでも入金が遅れると、部屋を選ぶ権利がなくなってしまうからです。国際送金には国内送金より日数がかかりますので、しっかりと確認して準備しましょう。また、入金が確認された順番で、部屋を選ぶことになるので、早めの支払いをおすすめします。
3.場所
私が住んでいたのは、Ålidhemという地域でした。もっとこういう場所が良かったな~という願望がないくらい、私にとっては完璧な立地でした。ただ、Ålidhemも広いので、通りによって、建物のつくりや新しさなどが全く異なります。
Ålidhem以外の場所など、その他の情報については、この方のブログによくまとまっていますので、参考にしてください。
4.住み心地
先ほど述べたように、大学もスーパーもバス停も近く、立地は最高です。また、プライベートな空間なので、落ち着く場所がほしい人にとっても、よい環境です。運悪く、汚いキッチンや部屋を選んでしまっても、掃除さえすれば大丈夫。何か故障したときには、地域を管轄するマネジャーに連絡すれば、たいてい解決します。
気になるところをいくつか挙げるとすると、壁が薄いので、聞きたくない音が聞こえること(笑)、特にキッチンが近い部屋で、パーティがある夜は寝付きにくいかもしれません。また、部屋の暖房は問題ないのですが、浴室の暖房が機能していないことが多いようです。真冬は凍える寒さでした。しかし、総じて住み心地のよい場所なので、北欧に興味がある方はぜひ、参考にしてください。
私が住んでいた部屋です。机やベッドはすでに揃っていました。
友人宅のキッチンで行ったパーティーの様子。この建物は、私の住んでいた建物よりかなり新しかったです。
ウメオ大学周辺の住居についての詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。
0コメント